自由に自由を楽しむために
なんと言うことでしょう。
クリスマスまであと1ヶ月。
僕たちは今年のクリスマスには手作りケーキをマスターし、各自、自宅で家族にケーキを振る舞うことを企てている。そんなすでにクリスマス気分の僕たちは今回、ライトアップできるようなクリスマスならではの飾りを作ってみた。
作り方は簡単でクリアファイルを切って、円柱や箱型に作り変え、その上をグラスデコで装飾する。こんな感じだ。
これはちなみに、僕ではなくご本人がつくらはった。本当にすごい。透明なクリアファイルからこの形がイメージできるだろうか。なかなかできることではないんじゃないかなぁと関心している次第だ。
他にもこんな感じでグラスデコを使って装飾物を作っていく。
ご本人の作業の様子を眺めながら、少し感じたのは自由に作っていいと言われても、自由には作れないと言うことだ。少し考えてみればわかるけど、僕たちは色々な制約の中で過ごしている。
例えば、重力は普通に働いているし、体は体として物理的に存在している。また、文化的にも無意識のうちに家の中に入る前に靴を脱いでいるし、椅子の上に立ったりはしない。あるいは別視点では知識や技術的な制約もある。知らないことは知り得ないし、できないことは実現させられない。
そういう制約がある中で「自由に作っていいよ」とだけ言われてもやはり困惑してしまう。「どんな形にしたらいい?」「どうやって塗ったらいい?」こう言った素朴な質問に対して「自分で考えてみて」と言うこともできる一方でさらっと情報を提供してみることもできる。
情報を提供してみて、ご本人の反応をみて、また情報を提供してみて…。
そうやって補助輪の必要性がなくなってから「自由にやってみて」と言えれば、本人は自由を感じられるかもしれない。何れにしても、制約があることを自覚しながら、その制約を少しずつ緩めていくような働きかけが最初は必要なのかもしれない。
今後も自由を楽しめるようなプログラムデザインを心がけていきたい。
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