スライムで童心に帰る
「うわああああ。なんか内臓みたい。」
僕たちは何かを間違えてしまったのかもしれない。始まりは紫色にしたいというご本人の声だった。最初、いい感じで青色を水の中に投入した。ところが、赤色を入れる際にうっかり多めに出してしまった。その頃の僕らは呑気なもんだった。
「まぁ、多分大丈夫や。ほらほら、水はええ感じの紫やで!」
当たり前だ。赤色が沈殿しているのだから。
そして、かき混ぜ、スライム化させていくと写真のような色になった。思わず悲鳴や冷や汗がでる。3人でなんとも言えない笑い声を上げながら一つ目のスライムが仕上がる。
ほら。ちょっとゾワっとするでしょう。
スライムづくりってきっと僕らも幼少期にやってたと思うのだけど、改めてやってみるとこういうやりとりができてとても楽しい。それこそ少年に戻ったような気分でプルプルのスライムを伸ばしたり、形作ったりしていた。
とても簡単にできるし、確実に盛り上がれる。いくつか作っているとご本人も才能が開花し始め、「いや、これ色いれへん方が多分綺麗」と巨匠のような発言をし始めて作ったのがこちら。
おおおおお。
いや、確かにこれは綺麗。もう、スライムというか作品である。そうか、こうやって試行錯誤する中で何か新しいものが生まれていくのかと感心する。ちなみに僕が作った渾身の力作はこちら。
どうだろう。あなたが頭の中で思い描いていたカラーのスライムではないだろうか?
そして、形は首なが恐竜。
我ながらお手本のようだと2人に自慢していたが、ご本人に「ふ〜ん」と言われて試合終了。いつの時代も教科書通りでは面白くないということだろうか。
なんにしても童心に帰るきっかけになるスライム。もし機会があったら是非作ってみてはいかがだろうか?
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