憧れが導く未来
先日から新しい児童が僕らの元へ体験に来てくれている。その子の振り返りシートには「ベース」と書かれてあった。ついにこの日が来たか。僕の中のバンドマン魂が燃え上がる。ご本人はバンドをテーマにしたアニメのキャラクターのうち、ベーシストが好きになることが多く、自分もベースをやってみたいということだった。
アニメの影響力すごいなぁと思いつつ、自分も昔、テニスの王子様をみて親にラケットを買ってもらおうと思ったことがあったのを思い出す。
やっぱやってみたくなるよね。
さて、ころころにベースはなかったので、あの手この手で用意をした。そして、先日、「弾きたい曲調べてきいや」と曲の検索を促し、準備万端でご本人やってきた。その子は言った。
「YOASOBI さんの 「怪物」がやりたい」
嫌な予感がした。どう考えても超絶技巧盛りだくさんの楽曲だからだ。(だからこそかっこいいけど…。)かろうじて、youtube検索で「YOASOBI 怪物 初心者」と入れて検索してみた。しかし、結果は予想通り、驚くほど難しい。なんだその指の動きは…。
こんな曲、弾けるかと一同引いていた。
こんな曲、『弾けるか』と一同『引いていた』。
ふふっ…。
この文章が書きたいがためのエピソードであったけど、その後、ご本人と相談して、ベース初心者の検索の中からMONGOL800の小さな恋のうたを練習することにした。それでも初めて弾くベースは決して簡単ではなく、重さ、弦の太さ、楽譜の読み方、その全てが新鮮だった。
それでも集中して2時間を過ごした。次回もベースをやるということでいつかセッションができたらいいなぁと思っている。
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