私達のおこなう感染症予防対策
- 新型コロナウイルス特別対応期間に向けて -
新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の影響で2020/05/03現在、各地の小中学校が休校となっております。そんな中、“とにかく預かって貰える場所が必要だ“という声を受け、休校中の「預かりプログラム」及び、お家に居ながらお子様の生活リズムを整える「オンラインフリースクール」を実施いたします。
「オンラインフリースクール」はご自宅で受けていただくことができますので、ご家庭で十分に感染症予防を行っていただきたいと思います。
一方、「預かりプログラム」では子どもたちの命を預かることになりますので、このブログでは感染症対策の基本方針、及び、場面別の対応について整理させていただき、保護者の皆様と共に、困難な時期を乗り越えていきたいと思います。
まず、対策についてお伝えする前に新型コロナウイルスの特徴を整理しておきましょう。
- 新型コロナウイルスの特徴 -
感染予防の鉄則
- ①感染源 ②感染経路 ③感受性への対策 -
厚生労働省が作成した「保育所における感染症対策ガイドライン(2018)」では、「感染症を防ぐには、感染症成立の三大要因である感染源、感染経路及び感受性への対策が重要です」とあります。感受性への対策は主にワクチンの接種のことを差すので、2020,05,08現在では今回の新型コロナウイルスにおいては適用できません。そこで、必然的に対策は2つに絞られます。
【①感染源の対策】
感染源の対策は患者が病原体を排出することが問題となりますので、基本的に、「感染疑いがある場合はご利用を控えていただく」ことが方針となります。そこで37℃以上の発熱がある場合はご利用を控えてください。
また、ご利用中に体調が急変した場合には、ご家庭にご連絡させていただき、お迎えにお越しいただく時間を調整させていただきます。その間、お子さんを隔離させていただき、安静にしていただきます。
もちろん、他のお子さんを配慮してのことですが、感染したお子さん自身のためにもご自宅で療養ください。新型コロナウイルスが騒がれておりますが、風邪やインフルエンザなどの可能性もありえます。新型コロナウイルスを疑うのは下記の症状が現れた際が目安となります。
厚生労働省のQ&Aでは次のように書かれています。
1、風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く場合(解熱剤を飲み続けなければならないときを含みます)
2、強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある場合
上記の症状が出た場合は、豊中市では以下の番号で保健所にご連絡ください
★豊中市保健所 06-6151-2603
その他の市の新型コロナ受診相談センターはこちらを参考にご確認ください。
また、大阪府の相談窓口はこちらです。
【②感染経路への対策】
感染経路と一口に行っても、飛沫感染、空気感染(飛沫核感染)、接触感染など様々な経路があります。これに関しては基本的には「三密(密閉、密集、密接)」を避ける形で対応いたします。
ころころ10のお約束
以上の感染症の基本情報を踏まえた上で、私たちの感染症リスクを低減するための基本方針を次の10箇条にまとめました。
▼スタッフは以下を徹底します
①常に窓や扉を開け、換気します
②アルコール消毒薬を設置し、登校時の使用を徹底します
③マスクを必ず着用します
④検温の上出勤します
⑤1 - 2時間に一回ドアノブやトイレのノブなど手に触れる場所を消毒します。
⑥机やおもちゃ等物品の使用後は消毒します
▼子どもたちへのお願い
⑦登校前に必ずご家庭で検温を行うよう、よろしくお願いいたします。
(37.0以上の場合はご利用を控えていただきますので予めご了承ください。)
⑧必ずマスクの着用をお願いいたします。(購入できない場合は一緒に手作りしよう。)
⑨密接しないように、可能な限り1組、1部屋を利用していただきます
⑩登校時、外出後に手洗いうがいを。ご飯前、排泄後には手洗いをしよう。
私たちでマスクをご用意していないわけではありませんが、布マスクの貸し出しや使い捨てには数に限りがあります。予めご家庭でご用意いただくか、私たちと一緒に作成するかでご対応の方、よろしくお願いいたします。
ご覧の通り、スタッフはもちろんですが、子どもたちも一緒になって取り組まないといけません。私たち自身も新しい情報を学び続けつつ、子どもたちにも情報をわかりやすい形で共有しながら一緒に時間を過ごせたらと考えています。
例えば、正しい手洗いの仕方ご存知ですか?(詳しく知りたい方はこちら)
意外と大人でもわからないもので、さらっと洗ってしまいがちです。今回のことをきっかけに子どもたちと衛生について一緒に学び、健康な暮らし方について考えていきたいです。
こんな時どうする? ころころでの対応
Q:自宅で検温した際は、37℃以下だったけど、登校したら37℃を超えていた。
A:もし、在宅ワーク等をされている方の場合は、お子さんのためにもお迎えに来てください。しかし、すでに出勤をされている場合は、可能な限り職場を早抜けしていただければ幸いです。その間、横になれるスペースを確保し、お子さんには安静にしていただきます。
Q:申し込んだら定員を超えていた。
A:1日に部屋の数の関係で基本的には3組(ご兄弟のでご利用は1組カウント)以上受け入れることができません。ですが、利用を希望される方はそれ以上におられると思います。なので、他のご利用者様と当方で可能な限り調整いたします。特に、医療従事者の方や社会機能の維持に欠かせないとされているご職業の皆様にとっては逼迫した問題であることは理解しております。対応しかねることもあるかと思いますが、まずはご連絡ください。
Q:運営者は感染症対策に関する知識をどの程度持っているのか。
A:基本的にはここに書かせていただいたような内容に加えて厚生労働省のガイドラインから得た情報、加えて、医療関係者の方の指導を受けておりますので、その方々から知識をいただく形になります。「完璧な状態」というのは人がいる以上あり得ないと考えております。しかし、「可能な限りリスクを下げる」ことは可能だと考えています。定期的な研修や情報収集を行い、日々、研鑽を積んでいきたいと考えています。
Q:感染者がころころで出た場合はどのように対応するか?
A:豊中市の放課後こどもクラブの方針に倣い、以下のように対応いたします。
まず、在籍児童の関係者で濃厚接触者が確認された場合、当該児童はころころのご利用を2週間お控えください。加えて、その場合は必ずその旨を当方にご連絡ください。
その上で次のパターンが考えられます。
① 児童等がころころに通っている間には症状がなく、その後(自主的な欠席など)自宅等において症状が現れ、感染が確認された場合、発症から2日前までの間に登室が認められなければ一律の休室とはしない(念のため、消毒等による臨時休室の可能性はあります)。
※感染児童にきょうだいがいる場合は、きょうだいに対して登室自粛を要請します。
② 児童等がころころに通っている間に症状が現れ、その後感染が確認された場合、または、症状が現れた日の2日前までの間にころころに通っていた場合、発熱や咳、呼吸器症状を疑う症状を呈した2日前にさかのぼり、濃厚接触者の特定ならびに全面消毒を行う間、臨時休室とします。
※濃厚接触者には、患者である児童等と最後に接した日から2週間の自宅待機を保健所が指示します。
③ 同じころころ内で複数の感染者が確認された場合、クラスター(集団)感染の可能性が考えられることから、2週間の臨時休室とします。
※運用基準はあくまでもめやすであり、市内の感染の発生状況や市民などへの影響等を勘案し臨機に柔軟な対応を行います。
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