親の気持ち
チャーハンを教える日が来るなんて…。
先週の僕はそんな気持ちで現場に向かった。ご本人が登場するまでみょうにソワソワしつつ、大学時代カフェでフライパンを振っていた日々を思い出す。飲食店でバイト経験がいくつかあり、調理自体はできないわけではない。
しかし、教えることとは全く別の話。
「やっばい。がんばれ俺…。」
内心びびり倒すのを他所に、手伝いに来てくれた学生さんと話をする。
【はじめての微塵切り】
ご本人登場。レシピを確認し、調味料の過不足を調べ、買い出しにいき、いよいよキッチンへ。
「微塵切りってしたことあるかな?」
「多分、大丈夫やと思う。」
おお、頼もしいではないか。
と言うことで、ネギを微塵切りにしたのですが、ご本人さん、ネギ相手のみじん切りははじめてだったご様子。指を切らないか心配で横目で見てたら「あっ、あぁ、おお…。」と何やら変な声が出てしまうおじさんの僕。
「そうか!これが子どもを見守る親の気持ちか!」
なんて、思いつつ、猫の手、猫の手と観戦席から応援を送る阪神ファンのように声を張り上げながら一緒にみじん切りに挑戦しました。最終的には少し使えるようになったかな🤔
と言うことで出来上がりがこちら。
味はですね。奇跡的に美味しかったですね。うん。
学生が、「荒川さんの技術じゃないです。この子の愛がです。」と。
ええこと言うやないけ。
次回はパウンドケーキを作るということで、小山の活躍を期待するばかりである。
執筆:荒川隆太朗
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