感性の育ちを見守る
2020年9月19日
ころころで2回目の親の会を実施した。
前回同様、家庭での困り感などもシェアしつつ、前回と大きく異なったのは「我が子のやりたいこと」に関するトピックだった。あるお母さんは自分の子供が本当はやりたいことがあるけど、周りになじむためにむしろ我慢しているのではないかと話していた。
これはかなり難しい話だ。というのも学校にはなんとか通えているけども、学校に通えているのは自分自身の楽しみや学びたい気持ちを我慢しているからではないかというのだ。
親の会を開く中で学校に通えていないと悩む保護者の方もいれば、学校に通えているからこそ悩む保護者の方もおり、お互いにそういう観点があるのかと刺激になっているのが印象に残る。
「お子さんは何をしたいと思ってるんですかね?」
何気に投げかけてみるとレゴを使って映像作品を作った経験があり、本人は映画監督になりたいと言っているとの事だった。
なるほど。その夢はもしかしたら部分的に叶えられるかもしれない。僕らは直感的にそう思い、動画撮影をなりわいにしている友人に連絡した。
彼は快く引き受けてくれたので、近々、体験版的なプログラムを実施する。その結果は後日改めて共有したい。それにしても、我が子の感性が育つのを見守るというのは見ている側はかなりヤキモキするだろう。
何せ自分が感じていることを理解するのも難しいけれど、人が感じていることとなるとなおさら難しい。さらに言えば、子どもたちだって自分がどうしたいかわからないから苦しんでいる部分がある。
そんなリアルな葛藤に直面する保護者、ご本人を僕たちは支え、見守っていきたい。
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